趣味がないことに悩んでいたエンジニアの休日が、picoCTFで溶けた話

休日、何していいか分からない問題。
「休日、何していいか分からない」問題。

あるあるだと思うんですが、仕事は忙しいのに、いざ休みになると 「やりたいことがない」、でも「何もしないのも、もったいない気がして落ち着かない」みたいな状態になりませんか。

僕はそんな休日を過ごしていて、ある日たまたま触った picoCTF に吸い込まれました。 そして気づいたら休日が溶けていました(良い意味で)。
この記事では、 趣味がないことに悩んでいたエンジニアが、無料CTF(picoCTF)にハマった理由を体験談ベースでまとめます。

こんな人に刺さるはず

  • 趣味がなくて休日の過ごし方に困っている
  • 暇つぶしにお金を使うのがちょっと嫌
  • 資格勉強は「仕事の延長」っぽくて避けたい
  • 謎解き、ナンプレ、パズル、脱出ゲームが好き
  • セキュリティ、ハッキングに興味がある

趣味がなく、日曜夜の虚無感・罪悪感に悩んでいた

僕の休日は、ざっくり言うとこんな感じでした。同じような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。

  • 暇だけどお金がない(暇つぶしという目的のために出費したくない)
  • 筋トレや運動した方が良いのは分かるけど、着替えが面倒で始めるハードルが高い
  • 読書は集中したいのに、ふと仕事のことが頭に浮かんで中断してしまう
  • 資格勉強は「仕事の延長」すぎて、休日にやりたくない
  • 結局なにもしないまま1日が終わり、日曜夜に虚無感・罪悪感を感じる

「何かやりたい」のに「何もしたくない」みたいな、謎のジレンマに陥っていました。 そして結局、YouTubeやNetflixをダラダラ見て1日が終わる、みたいなパターンが多かったです。


picoCTFとの出会い

もともと僕は、子供のころから謎解きやパズルが好きでした。 小学生の頃は、kids.nifty.comの脱出ゲームにドハマりしていて、気づいたら何時間も画面に向かっていた記憶があります。

▼当時ドハマりしていた脱出ゲーム

kids.nifty.comの脱出ゲーム

そんな幼少期の体験もあってか、大学生のときに受けた情報セキュリティの授業をきっかけに、 「セキュリティ」や「ハッキング」という分野にも、なんとなく惹かれるようになっていました。

ある休日、特にやることもなく、セキュリティニュースをぼんやり眺めていたときのことです。 関連リンクを辿っているうちに、CTF(Capture The Flag) という言葉をネットでたまたま目にしました。

調べてみると、 CTFはセキュリティの知識を使って問題を解いていく競技で、 その内容はどこか「謎解き」や「脱出ゲーム」に近い。


「これって 昔好きだった“謎解き”と、今ちょっと興味のある“セキュリティ”が、 ちょうど合体したようなものじゃないか?」

ただ、興味を持っていろいろ調べていくうちに、 いつの間にか「CTFって、ちょっとハードルが高そうだな……」というイメージを持つようになっていました。

具体的には、こんな感じです。

  • 難易度が高そう(専門知識がないと解けなさそう)
  • 競技色が強そう(ガチ勢ばかりで初心者お断りっぽい)
  • お金がかかりそう(有料の学習サイトが多そう)

「面白そうなのは間違いないけど、 今の自分が気軽に始めていい世界ではなさそう」


そんな気がしてしまって、 結局そのまま何も始められずにいました。

とにかく、最初の一歩が重い。


そんな中で見つけたのが、picoCTF でした。
picoCTFのロゴ

picoCTFは

  • 無料で問題を解ける
  • 初心者向けのEasy問題が多い
  • 誰かと競わずに自分のペースで進められるコンテンツが揃っている

といった特徴があって、「CTFのハードル」を、 いい意味で一気に下げてくれました。

「これなら、ちょっと触ってみるだけでもいいかもしれない」

そう思えたのが、 picoCTFを始めることになった一番の理由です。


picoCTFの良さ・ハマった理由

1. とにかく無料で心理的な壁が低い

picoCTFの最大の魅力は、やはり「無料」であることです。
CTFやセキュリティ学習のためのプラットフォームは他にもありますが、 多くは有料であったり、無料でも一部のコンテンツしか触れなかったりします。 picoCTFは、登録も利用も完全無料で、 初心者向けのEasy問題も豊富に用意されています。

冒頭でも書きましたが、僕は「暇をつぶすのにお金をかけたくない」という思いが強かったので、 無料だと、試すハードルが一気に下がりました。

2. 宝探し・脱出ゲーム感覚で没頭できる

CTFは、 "手がかりを集めて" → "仮説を立てて" → "試す" → "当たる" の繰り返しです。

このループが気持ちよくて、 学習というよりゲーム。 気づくと時間が溶けます。

3. なんかかっこいいからモチベが保てる

これは完全に主観なんですが、 ターミナルでコマンド叩いてフラグを取るの、普通にかっこいい。 やってることが映画っぽい(そして現実は地味なコピペと試行錯誤)。

4. 自己紹介のネタが増える

趣味がないと、自己紹介が薄くなりがちです。 「最近CTFやってます」って言えるだけで、会話のきっかけになります。 特に僕は周りにエンジニアが多いので、話が盛り上がりやすいです。結構食いついてもらえる。

5. Linux系コマンドに慣れた

僕はpicoCTFを通じて、 catgrepfilestringstar/zip あたりを触る頻度が増えました。 仕事でLinuxを使う人ほど、じわじわ効きます。

picoCTFを始めてから休日の過ごし方が変わった

一番大きい変化は「休日に感じる謎の虚無感・罪悪感」が減ったことです。 家にいても「やることがある」感があるので、気持ちが軽い。

それと、体感でかなり効いたのがYouTube視聴時間でした。

項目以前picoCTFを始めてから
休日のYouTube視聴時間8時間/日くらい2時間/日くらい

もちろん毎日こうではないですが、 「惰性で流していた時間」が減ったのは自分でも驚きました。Netflixも見る時間が減りました。 趣味があるって、こういうことか……と実感しています。まぁ時間が溶ける溶ける。

個人的に面白かったpicoCTF問題

まだEasyを20問くらいしか解いていませんが、特に面白かったものを5つ紹介します。
各問題の詳しい解説は、僕の別記事にまとめていますので、チャレンジして行き詰まったときは参考にしてください。

1. Ph4nt0m 1ntrud3r

Wiresharkでパケットを見て、解析するタイプの問題。探偵みたいな気分になれます。

Ph4nt0m 1ntrud3rのスクリーンショット

2. RED

ひらめきが試される問題。シンプルながら、解けたときの爽快感がすごいです。謎解き要素が強め。
何の変哲もない赤い画像を解析して謎を解き明かします。
REDのスクリーンショット

3. hashcrack

ハッシュの基礎を学べる問題。色々なハッシュアルゴリズムを知れて勉強になります。

4. ssti1(Webアプリ攻撃、ハッキングしてる感)

Webアプリを攻撃するタイプの問題。実際に脆弱性を突いてフラグを取るので、ハッキングしてる感が強いです。 やってはいけないことをやっている感があり、楽しいです。

ssti1のスクリーンショット

5. Riddle Registry(PDFの扱いに注意したくなる)

日常業務にも地味に教訓があるタイプ。PDF、油断すると怖い。

サクッと始めるpicoCTF

始め方

  1. picoCTFに会員登録する(無料)
  2. Easyの問題を1つ開く
  3. まずは問題文を読んで、手がかりをメモする
  4. 30分だけ考える(時間を決める)
  5. 解けなかったら、解説記事やヒントを参考にする
    ※本ブログの解説記事もぜひ参考にしてください。

よくある疑問(FAQ)

Q. 本当に無料?

基本無料で遊べます。課金なしで十分ハマれます。

Q. セキュリティ未経験でも大丈夫?

大丈夫です。Easyから入ると、 「コマンドの使い方」→「考え方」→「解けた!」の順で慣れていきます。 自分も未経験から始めましたが、問題なく楽しめています。詰まったら時間をかけすぎず、解説記事を参考にしましょう。

Q. どれくらい時間が必要?

1日30分でも全然OKです。 むしろ、短時間でも達成感が出るのがpicoCTFの強みだと思っています。

まとめ

趣味がないことに悩んでいた僕にとって、picoCTFは 「お金をかけずに始められる」「没頭できる」「少しずつ分かることが増える」趣味でした。

特に良かったのは、 休日に感じていた虚無感・罪悪感が減って、 YouTubeやNetflixを惰性で見続ける時間が目に見えて減ったことです。

もし今、休日の過ごし方に困っているなら、 まずはEasyを1問だけ、30分だけ試してみてください。 詰まったら、解説記事やヒントを見てOK(続けることが一番大事)。

このブログでもpicoCTFの解説記事をまとめているので、行き詰まったときは参考にしてください。

閲覧ありがとうございました!